
●L.Dallapiccola:Orchestral Works Vol.2
Partita,Dialoghi,Quattro Liriche di Antonio Machado,Three Questions with Two Answers
G.Keith(sop)/P.Watkins(vc)/G.Noseda(dir)/BBC Philharmonic
CHANDOS CHAN10561
まさか、シャンドスからルイジ・ダラピッコラの管弦楽作品集の第2弾がリリースされるなんて思ってもみなかったので、うれしい驚きです。
さて、今回の盤は、世界発録音の「管弦楽のための<パルティータ>」を含む全4作品を収録。
「パルティータ」は、1932年に完成されたダラピッコラの初期の作品で、まだ12音になる前の作品。
調性を持ちながらも、既にダラピッコラの特徴である、非常に禁欲的で、先鋭な響きを持った作品です。
次の「チェロと管弦楽のための<対話>」は、ガスパール・カサドに捧げられた作品で、彼自身のチェロとブルーノ・マデルナの指揮によって初演されました。
こちらも、冷たい響きで、完成度の高い素晴らしい作品。
残りの<アントニオ・マチャドの4つの叙情詩>と<3つの問いと2つの答え>も、短いながらも内容の濃い作品で、聴き応えがあります。
改めてダラピッコラを聴いてみると、シェーンベルクに師事した彼ですが、むしろウェーベルンに近い響きを持った、音色やデュナーミクを多用しない作品作りが特徴的だと感じました。
ノセダの棒も冴えており、作品の意図を余すことなく伝えた好演であります。
ダラピッコラは、決して作品数は多くは無いですが、まだまだ録音されていない作品もあるので、是非全集を録音して欲しいものです。